ノットレイダーの３幹部が合体したノットリガーが、まどかの父・冬貴率いる政府調査団を襲う中、
部下全員の避難を確認する冬貴。
そのために逃げ遅れ、ノットリガーの攻撃を受ける。
その直後、ひかる達が駆けつけた！
強化したカッパード達の前に一度は敗れているひかる達プリキュア。
それでも守るために戦いに来たのだ。
冬貴の心配をするまどか。
プルンスは自分に任せてほしいことを告げ、まどかをひとまず安心させる。
再戦の喜びを表すノットレイダーの幹部達。
プリキュアに変身！ノットリガーの攻撃をかわす。
キュアスターはスター・パンチを仕掛けるが、防がれて逆につき飛ばされてしまう。
巨大化してまどかの父・冬貴を安全なところへ運搬するプルンス。
冬貴は気を失っているだけで無事だった。
それよりもプリキュアが気になる。
ミルキー、ソレイユ、セレーネのそれぞれの技を同時に繰り出す。
それも強化したノットリガーにはまったく効かず、３人とも吹き飛ばされてしまった。
これ以上の戦いは環境を破壊する。
早期決着としてペンを奪って終わりにしようとする。
ノットレイダーはあくまでも奪い、乗っ取り、支配するのが最優先にしていた。
そんなことはさせない！と、キュアスターが突進してくる。
「乗っ取るって、住んでる人たちのこと考えないの？！」
「戯言だな！」
スター・パンチを繰り出すも拳で相殺され、そのまま捕まれるキュアスター。
テンジョウが続く。
「だからあんたはお子ちゃまなのよ。何もわかってないくせに」
そして地面に叩きつけられる。
そしてカッパードが語り始める。
宇宙の最果て。暗い闇に追いやられた自分達の悲しみを考えたことがあるのか？と。
テンジョウが続ける。
「宇宙のこと、なんにもわかっていない！」
アイワーンが追い打ちをかける。
「勢いだけだっつーの！実は想像力無いっつーの！」
と、ひかるの長所をなじる。
アイワーンの言葉で心が折れかけるキュアスター。
「そんなことないルン！」
そんなキュアスター・星奈ひかるを救ったのはキュアミルキー・ララの言葉だった。
ひかるの想像力の凄さを語るキュアミルキー。
宇宙からフワを呼んだこと。
ララ自身を励まし、ついにはララもプリキュアになれたこと。
ミルキーの力強い励まし。
折れかけたスターの心が戻る。
続いてキュアセレーネ・まどかも続く。
スターが、ひかるがいなければ、みんなと楽しく話すこともなかったと。
「あと、スタードーナツも知らなかったでしょ？」
キュアソレイユ。えれなも続く。
ひかるの想像力はみんなを想って結び付けてくれる。
みんなを新しい世界に連れて行ってくれるんだ！
その言葉にあの時、遼じいから受けた言葉を思い出すひかる。
「サザンクロスはね。人々に進む力を、イマジネーションをくれる星座なんだよ」
「みんな…、ありがとう」
仲間の温かい励ましに、涙を流しながら感謝するキュアスター。
自分のこれまでの想いを話すキュアスター。
宇宙をずっと想像していた。幼い時からずっと。
想像を続けていたからこそ、宇宙が大好きなんだ。
宇宙のこと、何もわかっていないかもしれない。
それでも宇宙は大好きなんだ！と想像力を爆発させた！
その想いは力となって、キュアスターからまばゆいばかりの強烈な光がほとばしる！！
その光を見つめるバケニャーン。
そして、遠く離れたノットレイダーの本拠地では、
「あのお方」がキュアスターの力に反応していた。
「まさか、ダークネスト様がお目覚めに？！」
突然の事態に驚くガルオウガは、ついに「あのお方」の真の名を口にする。
「…この力は…」
ひかるの力に対して言葉を発するダークネスト。
一方、地球では、カッパードが感情論などたくさんだと怒りの一撃を振り下ろしていた。
その拳を全身で受け止めるプリキュア。
カッパードはかつて自分の星を奪われた。だから今度は奪う側にまわったのだと。
それが道理だと豪語する。
耐えるキュアスターはそれでもどんな理由があろうとも奪われることなんて、私は嫌だ！と拒絶した。
「私は、プリキュアルン！」
「わたくしの覚悟はゆるぎません！」
「笑顔を守るんだ！」
３人もスターに同調する！
「みんなを、守るんだー！！」
プリキュアに力がみなぎってくる。
そして、ノットリガーの腕を跳ねのけた！
その時、新たな力が発動した。
４人が手を合わせると、光がいくつもの星となり、駆け巡る。
４人のそれぞれの手にはトゥインクルステッキが現れた。
トゥインクルステッキをかざし、力が結集する。
「４つの輝きを、ひとつに！」
それは南十字座、サザンクロスを形作っていた。
プリキュア・サザンクロス・ショット！
４人の合体技が炸裂する！
そのサザンクロスの輝きは、天空に美しくきらめいていた。
その光を遼じいと冬貴も目にしていた。
ノットリガーは消滅し、ダークペンも元のプリンセススターカラーペンに戻った。
おうし座のスタープリンセスも回復した。
今のうちに惑星クマリンで奪われたダークペンも手に入れるでプルンス！
と、プルンスが幹部達が気絶している間に奪い返すよううながす。
駆け寄るキュアスターの前に、バケニャーンが立ちはだかる。
「渡すわけには、いきません」
１２星座のスターカラーペンを入手すれば全てを凌駕する力を得られる。
バケニャーンは謎めいた言葉を残す。
「また、お会いしましょう…」
そういうとバケニャーンは３幹部を回収し、撤退していった。
プリキュアは、ただならぬ雰囲気を醸し出すバケニャーンを見送ることしかできなかった。
戦い終えて。
ひかる達は、冬貴ら調査団と鉢合わせしてしまう。
またもやUFO騒動直後、まどかがこの４人の組み合わせでいることに、少々疑念を持つ冬貴。
そこへ何者かが近づいて来た。
その顔に見覚えがあるひかるは驚愕する。
ひかる達の前に突然現れた、この映画監督みたいな人物は誰なのか？！
というところで、第１１話はここまででプルンス。
サザンクロスにまつわる見事な復活劇でした。
敵サイドの様々な事情も垣間見えてきて、序盤のクライマックスも無事終了であります。
では、またです。
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