今回は美しい兄弟愛のおはなし。
ちなみに前回はこちらから→ 第45話「まぼろしの少女」
夜。
円盤生物7番手の「ハングラー」が静かに地球に到着した。
ある日。渋滞に巻き込まれているおおとりゲン。
渋滞が長引き怒号が起こる中、ひとりのトラック運転手ジュンペイが一喝する。
そんなにイライラしてると事故を起こすぞ。と。
一見荒っぽい物言いだが、なるほどその通りと皆納得し、その場は収まった。
公園。
運動が苦手がジュンジ少年が鉄棒もうまくできないので、からかわれていた。
そこへさっきの運転手ジュンペイがやってくる。
ジュンペイとジュンジは兄弟だったのだ。
弟ジュンジを励ますつもりで兄ジュンペイが鉄棒してみる。
が、ジュンペイも鉄棒があまりうまくなかった。(^-^;
まあそんなこんなで仲の良い兄弟なのである。
その夜の帰り道。
ジュンジを乗せ、ジュンペイ運転のトラックで帰路に着く。
トンネル。
あれれ、こんなところにトンネルなんてあったっけ?
それはトンネルではなく、円盤生物ハングラーだった!
ジュンペイは何とかジュンジを逃すものの、トラックはハングラーの巨大な口に吸い寄せられ、
トラックは飲み込まれてしまった!
ジュンペイの命運はいかに?!
大けがでしたが無事でした。
怪獣のはなしをしても警察はまったく信用しておらず、自損事故として処理されてしまう。
ジュンジも同様に説明しようにも友達はやはり信用してくれなかった。
トオルとあゆみだけは信じて、そのはなしをもっと聞くためにゲンを呼んだ。
兄のジュンペイに会ってはなしを聞きに行く。
しかし、ジュンペイは話すのを拒む。
怪獣は誰も信用してくれず、今回の一件で会社は解雇になったことから人間不信に陥っていた。
代わりに弟のジュンジに現場へ確認したいことを頼むと、今度はジュンジも疑ってるのかと誤解される。
ふたりの兄弟はすっかり心を閉ざしてしまった。
美山家では、そんなふたりを何とか励まそうとおにぎりを作って差し入れすることにした。o(^-^)o
…トオルとあゆみはつまみ食いしかしてないけど(笑)
おにぎりを差し入れに来たゲン。ジュンジはふさぎ込んだままだ。
そんなジュンジにゲンは自分にも兄みたいな恩人がいたんだと話し始めた。
厳しくも優しい人だったが円盤生物の襲撃で死んだのだと。
…それはダン隊長のことだった。
この手で敵を討ちたい。そうしたゲンの気持ちが通じたのか、ようやくジュンジの心は氷解し、
泣きながらおにぎりを食べた。
直後、地響きと共に円盤生物ハングラー出現!
高速道路に迫る!
そして車だけをガンガン食べ始めた!
ハングラーは鉄が好物で、手っ取り早く摂取するために車だけを狙っていたのだ。
ゲンはジュンジ救出の折にに右手を負傷。
それでも何とかハングラーを撃退したゲンは、宣伝用のアドバルーンを発見。
手繰り寄せてハングラーの触覚にダメージを与えることに成功!
たまらず円盤形態になって逃げていくハングラー。
しかしゲンは、ロープを力いっぱい手繰り寄せたことで、右手の怪我を悪化させてしまった。
今度は市街地に現れたハングラー。
街をめちゃめちゃに破壊する。
怪我を押して駆けつけるゲン。
ジュンペイ・ジュンジの兄弟もやって来た。
ジュンペイは燃料たっぷりのトラックでハングラーに体当たりをするという、
かなり無謀な作戦に出る。
トラックは大破するもハングラーは無傷。
ジュンペイは気絶する。
さらに口から炎を吐くハングラー。
もはやこれ以上は危険である。
レオに変身するゲン。
ハングラーvsウルトラマンレオの戦い。
目を覚ましたジュンペイとジュンジが、レオの戦いを見守る。
だがゲンの時に受けた右手の怪我の悪化により、レオの状態でも影響していた。
それに気づいたハングラーはレオの右手だけを執拗に攻撃!
絶体絶命の危機に陥るレオ! その時!!!
レオの弟「アストラ」が宇宙から飛来してきたのである!
アストラはまず兄のレオを救出するため、ハングラーに一撃。
そして「ウルトラリダクション」で体を小型化。
ハングラーの体内に潜入し突き破って脱出すると、
ハングラーは内部で破裂させられ爆散した。
円盤生物ハングラーの最後である。
戦い終えて、歩み寄るレオ兄弟。
怪我をした兄弟を支える兄弟。
重なるそれぞれの兄弟の姿。
まるで俺たちみたいだな!
お互いに微笑んだ。
颯爽と飛び立っていくレオとアストラ。
笑顔で見送るジュンペイ・ジュンジの兄弟。
この先困難があろうとも兄弟で乗り越えていく。そんな強さを感じながら。
だが、ブラック指令は8番手の円盤生物「ブラックテリナ」を呼ぶ。
ブラックスターが滅びるまで円盤生物の暗躍は終わらないのだ。
というわけで、兄弟愛が美しいおはなしでした。
ハングラーはチョウチンアンコウみたいなお姿で、レオが唯一倒すことがなかった円盤生物です。
また、本編でのアストラ登場は今回が最後だったりします。
次回はこちらから。→第47話
では、またです。
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