
テレビシリーズ「機動戦士ガンダム」ならびに、
劇場版「機動戦士ガンダム3 めぐりあい宇宙(そら)」に登場した、
ジオン公国軍のモビルスーツ「ジオング」のご紹介であります。

一年戦争も終盤ともなるとニュータイプの実戦投入が盛んになります。
ジオングが登場したのは最終局面となった最後の要塞「ア・バオア・クー」

これまでにもジオン公国軍がニュータイプ用に開発したのは2機。
まずは、ニュータイプ専用に登場したモビルアーマー「ブラウブロ」

そしてニュータイプ、というより実質ララァ専用のモビルアーマー「エルメス」。

その両方の集大成として完成されたのがジオングでした。
ニュータイプ用の戦闘システム「サイコミュ」を組み込んでいますが、オールドタイプでも操縦できるように、
機器系統は簡略化されているのが特徴です。

シャアはゲルググが中破されたこともあって、次に搭乗するモビルスーツを探していました。
そんな折にキシリア・ザビが提供したのがジオングでした。

元々シャア専用というわけでなく、たまたま乗ることになったわけなのですね。
機体がシャアのカラーの赤ではなく青っぽいのも、そのため。

しかし、上層部はジオングは80%の未完成という認識でまかり通っていて、
ただ戦力の増強という意識でしかなかったようです。

未完成ということはシャアも聞き及んでいたので整備兵に尋ねるが、
彼は未完成なんてとんでもない。100%性能を発揮できると否定。

で、ジオングはモビルスーツですが、いわゆる「足」がついていません。

「脚は付いてない?」
「あんなの飾りです。偉い人にはそれが分からんのです」
何か虫の居所が悪い感じなのは、
いろんな人から未完成だの足がないだの言われたからでしょうね。(^_^;)

乗り込んだ現状でのシャアは、ニュータイプの開花が遅咲きでした。
アムロやララァに大きく遅れをとっていることは、焦りも不安もある。
それでも出撃するしかありません。

ともかくも出撃。目指すはアムロのガンダム。

モノアイは思いっきり真上にまで移動可能。


武装はメガ粒子砲のみ。
まずは基本の両手の指から放つ「5連装メガ粒子砲」

メガ粒子砲なので、一撃で戦艦サラミスをも沈めます。


そしてこの両手は有線式で遠隔操作し、オールレンジ攻撃をも仕掛けることができます。
エルメスの無線式だと一般では操れないため、
ブラウブロが採用していた有線式にしたのであります。

頭部メガ粒子砲。
コックピットも頭部ですが、いろいろ気にしてはいけません。><
最後の最後まで使える武装であります!

ガンダムの性能を上回るジオング。ニュータイプ能力も発揮してきたシャア。
これでアムロにも勝てるはず!


四方からの攻撃をも、ほとんどよけてしまうアムロ。
尋常ではない強さの前に次第に追い詰められていきます。

さらにオールレンジ攻撃の弱点を瞬時に見破り、超接近するアムロのガンダム。
ここまで接近されたら近接攻撃ができないジオングではどうすることもできない。

ガンダムの片腕を吹き飛ばすのがやっと。
ひるむことなく的確な攻撃をするアムロ。

ジオングは両手を失う。


不利な状況を打破するため、有利な場所へ移動。

半壊状態でも追い詰めていくガンダム。

言いようの無い焦燥感に駆られるシャアは、思わず死んだララァに助けを乞う。

まだ本体の武装が残っていた!
腰部メガ粒子砲で迎え撃つも、

胸部を逆に撃ちぬかれ本体は撃滅。

だがジオングのコックピットは頭部だった。

ジオング・ヘッドの状態でも最後の武装である頭部メガ粒子砲で反撃。

ガンダムの頭部を吹き飛ばすが、「たかがメインカメラをやられただけだ!」と尚も追うアムロ。(;・`д・´)

自動操縦でガンダムを動かしアムロは物陰に退避。
そしてジオング・ヘッドめがけてラスト・シューティング!

直撃!

ジオングもメガ粒子砲をガンダムに当てるが、右半身を削るに留まった。

ジオング・ヘッドは崩壊。

だが直前にシャアは脱出した。
このあと、アムロとシャアの生身の対決へとなだれ込みますが、
とりあえずジオングの紹介なので、ここまでです。m(_ _)m
いわゆる作品を締めるラスボスなので、大きく迫力ある機体ということで登場しました。
アムロのニュータイプとしての異常発達ぶりのために、かなり追い込まれていきましたが、
力強いメガ粒子砲での攻撃は大ボスならではの凄さがあって良かったと思います。

では、またです。
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