船旅で東京へと帰ってきた万城目、由利子、一平の3人。
トランプのババ抜きに興じる3人。由利子の負けでゲーム終了。(^_^;)
由利子は調子が悪いらしいので、夜風に当たってくるそうだ。
甲板へと降りてくる由利子。
途中で人形を拾って、ふと夜空を見上げると、
空とぶ円盤のようなものが飛来。w(゜o゜)w
すると突然、人形がしゃべりだした!女の声でルパーツ星人のゼミと名乗った。
彼女が言うには地球征服を狙うキール星人が、怪獣ボスタングを地球へ送り込んだというのだ。
あわてて万城目たちに伝えるものの、突拍子もないはなしでまったく信用されないのであった。
そんなわけでしずかに始まるタイトルコール。ちなみに「えむななななよん」と読みます。(・ω・)
星川航空のパイロットである万城目と一平は、いつものようにフライト中。
すこぶる順調に航行し帰路へ着こうとしていた。
あいよ!ってな具合に着陸態勢。
ところが、突如ふたりは何かの催眠状態へと陥ってしまう。
地上で万城目らの帰りを待っている由利子たち。
セスナは着陸したが、一向に降りてくる気配がない。
どうしたのかと中を見ると、万城目と一平の姿はこつ然と消えていたのだった。
万城目達はどこかの山岳地帯へとワープさせられていた。
建物が見えたので接近。そこはバーのようなところだった。
無人の店内で、レコードプレイヤーが起動。女の声が流れてきた。
それは由利子が聴いたものと同じルパーツ星人のゼミだった。
地球征服を企むキール星人という悪が、怪獣ボスタングを送り込んだので対処してほしい。という、
由利子が聴いた内容と同じだった。そのボスタングの卵はいつ孵化するかわからないという。
いまいち信用がおけないという万城目のために直接会ってはなしをするという。
中央図書館で落ち合うこととなった。
その夜、ボスタングはすでに誕生していた。ボスタングとは巨大な宇宙エイだったのだ。
ボスタングは近くのタンカーに反応し、まっすぐ突っ込む。
タンカーは撃破され、海の藻くずと消えた。
万城目、一平、由利子の3人は中央図書館に到着。そこに一条貴世美と名乗る女が現れた。
彼女こそ、ルパーツ星人のゼミだという。地球人の姿を借りているのだった。
彼女の星、ルパーツ星は宇宙の平和を守るために活動していて、彼女は地球防衛の任務についているという。
宇宙指令M774としてキール星人の攻撃を察知し、ボスタングの脅威に対抗する準備をするため、
伝令手段として万城目達に接近したのだった。
ゼミはボスタングの詳細なデータを見せる。
万城目達は彼女の言葉を信じ、行動へと移した。
海上保安庁の巡視船に事の次第を説明。
半信半疑だったが、タンカーが撃墜されたこともあり、出航することとなった。
万城目も乗船して欲しいと嘆願する。船長はこれを許可した。
ゼミはボスタングの出現を感知。一同が船外に出ると確かにボスタングが出現していた。
巡視船の武力ではボスタングを倒せない。
ボスタングは音に反応してくるというゼミの助言に従い、船長はエンジンを停止するように命じた。
すると、ボスタングは海底へともぐっていった。
近い位置に別の漁船がいたので、急いで無線連絡して停船させる。
ボスタングが海底に潜んだままのこう着状態が続く。
事態がまったく進展しないことに若い船員がいらだつ。
宇宙人の言うことを真に受けていないで一気に強行突破すべきだと主張。
自衛隊の救助部隊が到着するまで待つべきだという万城目と対立する。
だがあらぬ方向へと事態は進展した。
500人乗りの豪華客船が眼前に迫っていたのである!ボスタングはその喧騒に反応して直進していく。
このままでは確実に大惨事になってしまう!!
船長は多くの人命を守るのが優先と、エンジンを始動させた。ボスタングをこちらへと引き付けるためである!
思惑通りに豪華客船から離れ、こちらへと向かってくるボスタング。
こうなれば巡視船の貧弱な武装で立ち向かうしかない!!決戦の時はきた。
と、そのとき! 待望の救助隊である爆撃機がやってきた。
爆撃機からの一斉攻撃の前に、ボスタングはたまらず海上から浮かび上がる。
そこへ爆撃が命中! ボスタングは木っ端微塵に爆散した。
こうしてボスタングを倒し、脅威はなくなったのである。
事件は解決した。
ルパーツ星人のゼミの忠告のおかげで、地球の危機は未然に防げたのである。
地球防衛の任務を終えたゼミは、ルパーツ星へ帰るのか? 由利子が聞いてみた。
ゼミは帰らないという。
ルパーツ星からみて地球は「美しい星」と呼ばれ、任務を全うしたら地球人として永久に暮らすのだという。
自分だけでなく、すでに何人、何十人ものルパーツ星人がそうして地球に永住していると彼女は言った。
「あの人も。」 彼女は通り過ぎていく人を指し、元ルパーツ星人だと示した。
「ほら、あの人も。」
「あの人も。」
「あの人も。」
「あなたの隣にいる方。その人も宇宙人かもしれませんよ。」と、美しい微笑みで幕です。
というわけで、めずらしく平和をうたう宇宙人の登場という異色作でした。
ちょうど構図としては、ボスタングが悪の怪獣。ルパーツ星人がウルトラマン。
万城目や巡視船や爆撃機が防衛組織みたいなものでしょうか。
でもキール星人が名前だけの登場だったり、
いつの間にやら地球に浸透しているルパーツ星人の存在があったりで、
いろいろな想像もできてしまうミステリアスなラストが、ちょっとゾクゾクしたりしました。(^_^;)
では、またです。
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