機動戦士ガンダムの終盤のストーリーは、突如現れたニュータイプの少女、ララァ・スンが大きく占めます。
シャアに恩義を感じ、やがてシャアを愛したララァでしたが、ニュータイプの高みとして敵であるアムロと共感。
精神的にララァとアムロは強固に惹かれあう。
たまらず割って乱入してくるシャア。それはもう嫉妬とかいろんな感情をむき出しで。(^_^;)
劣勢のシャアは隙をつかれ、ゲルググの左腕を両断される。
とどめを刺される瞬間、ララァが!
エルメスでゲルググを押し出すと、
自分がガンダムのビームサーベルを直撃し、永遠に滅ぶこととなった。
このあと、アムロとララァの超越した語らいがありますが、ここでは割愛。
ララァを失ったシャアの表情に注目いたします。
まずはテレビシリーズから。
ショックを受けているシャア。
突然、叫びだし!
コンソールをたたき、泣きむせぶのであった!!w(゜o゜)w
めずらしくもシャアが感情的になりまくった姿であった。
一方の劇場版「めぐりあい宇宙(そら)」。こちらは新規作画のオンパレードだったりしますが、
ここではシャアの反応すら修正されているのです。
一見して冷静な表情のまま、戦線を離脱していくシャア。
どうすればアムロに勝てるのか? それを死んだララァに問う。
そして、ララァが死に対し、しずかに涙を流すのだ。
というわけで、ララァの死後を受けてのシャアの反応を振り返ってみました。
テレビではかなり激情的になっていましたが、劇場版ではクールな部分を押し出して至って静寂なのがポイント。
好みが分かれるところでもありますが、人間的な感情を示している点ではテレビのが好きだったりします。
シャアにとってララァは単に戦争に勝つための手段でしかなく、道具として利用しているだけだった。
しかし、ララァが死んでから初めて自分がララァを愛していたことを自覚したからこそ、
その悲しみから涙を流したのでしょうね。 何とも不器用な限りです。
では、またです。
コメント
コメント一覧 (1)
突き詰めれば、映画版を心から好きになれないのもこのシーンの為だと思ってます。
りんご
がしました
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さんログアウト
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