実は宇宙人だったアブラハム監督の協力のもと、地球残留が許可されたララ。
新たに「羽衣ララ」という地球上での名前も得た。
何かやりたいことがあるかララに尋ねると、
「ひとつあるルン♪」
それはなにかと聞きますと、
「私、学校に、行ってみたいルン」
と、目を輝かせて言った。
かくしてララは、ひかる達と同じ学校に通うことになったのである!
そして、学校初日。
制服一式もバッチリ揃っている中、
いつもの右手にはめるAIさんとの連絡ツールを置いていくことにしたララ。
これまで何かあればAIさんに対処法を聞いていたララ。
AIさんにつけていかないのか?と聞かれると、学校は勉強するところだからと答える。
ロケットのところにひかるが登校の迎えに来た。
そして、ララの制服姿を見てときめく。
「キラやば~☆」
実にかわいいですね。
ちなみにララの入学手続きなどの諸々なことは、
すべてアブラハム監督がやってくれたそうだ。
良かったですのう。
「忘れ物はないでプルンス?」 「大丈夫ルン」
なにか保護者みたいなプルンスさん。
フワもトゥインクルブックの中に収納し、
行ってくるルン♪
観星(みほし)中学校にやってきました。
相変わらずモテモテ人気のえれな。
そのえれなが真っ先に声をかけた相手がララ。
転校初日でいきなり会話してるのに驚く取り巻きさん。
今度はまどかとも挨拶。
観星中の太陽と月とは既に知り合い。
あなどれない存在として注目されるララ。
編入したのはひかると同じクラス。
とりあえず外国から両親の仕事の都合で日本に来たということで紹介された。
自己紹介を促されたので挨拶するララ。
「ララルン。よろしくルン♪」
「ルン…?」
「るん…?!」
特徴的な語尾にどよめくクラスメイト。
座る席は…、と案内する前にひかるの隣がいい!とばかりにもう座ってしまったララ。
しかし、その席は既に別の生徒の席。
そこへ思いっきり遅刻してきた男子生徒が登場。
彼の名は軽部(かるべ)タツノリ。お気楽なノリノリ男子だった。
ララが座った席は彼の席だったのだ。
ララの席はさらに隣だった。
決まりなので守らないとね。ってことで、席を移る。
タツノリは常に軽いノリで生きているお気楽人間なので、みんなからは「カルノリ」と呼ばれていた。
ひかるの隣に座れなかったララは、少しだけ不満そう。
休み時間。
みんなから質問されまくるララ。
「外国ってどこなの?」「ルンって、どこの国の言葉?」
「オヨ!」 「…およ??」
ララが答えられずに困ってるので、ひかるがフォローする。
「わりと近所」
「外国で近所ってなんだよ?」
「いやあ、宇宙に比べたら外国なんてみんなご近所さん!…みたいな」
「おー!そうなのー!」「そうそう」
なんとかなった。
そこへクラス委員の姫ノ城桜子が
なにか困ったことがあったら自分に尋ねて。と、大いに宣伝すると、
「ここのAIルン?」と聞き返すララ。
すかさずフォローするひかる。
「あいやぁあああーあ、…AIのように優秀だね☆って、感心してるの!」
優秀と言われて大いに満足した桜子は高笑いしながら去っていった。
「…あのノリはついていけねえ」
理科の授業。
各班に分かれて、天秤と重りを使っての質量を割り出す。
15グラム。
まだ消しゴムの方が重いね。
「…じゃあもう10グラム。これで25グラムっと」
頭の中で計算したひかるがすぐに作業すると、
「二桁の計算ができるルン?!」
なにやらカルチャーショックを受けているララ。(^-^;
「…う、うん…」
とりあえずうなずくひかる。
「い、いや、このぐらい、俺でもできるぞ」と、カルノリ。
「オヨ?!」
その言葉にさらに衝撃を受けるララ。
「地球人、すごいルン!!!」
「オヨ~…、尊いルン」
「はい、そこの班!集中して!」
再び休み時間。
学校は不思議だというララ。
惑星サマーンではわからないことは何でもAIが教えてくれた。
なので、二桁の計算もわからなかった。
地球ではそれを勉強するのが学校だからね。と、ひかる。
わざわざ同じ場所に集まって勉強する。それが不思議だと思うララだった。
その時、フワがおなかすいたなどと言い始めたので場所移動するひかるとララ。
思わず廊下を走り抜ける。
そんなふたりを姫ノ上桜子が呼び止める。
廊下を走らないという学校内でのルール。
その最低限のルールを守らないと困ると叱られてしまうララ。
さて、校舎裏へと移動してきたひかる達。
トゥインクルブックからチーズハンバーグを具現化させる。
ララは失敗続きでちゃんとでてきていないと落ち込んでいた。
学校のことを何も知らないことで気に病んでいた。
落ち込むララを見てララもおなかペコペコなんだと思ったフワが、
チーズハンバーグを差し出す。
そんな優しいフワに「大丈夫ルン。ありがとルン。フワ」と、ぎこちなく微笑む。
そして放課後。
掃除の時間で、生徒全員で行なっていたが、
ララはひとり呆然としていた。
そこへ「ヘーイ!羽衣ララルン!」と、軽いノリでモップを突き出してくるカルノリ。
ララにも掃除するように促すカルノリ。
「外国でも掃除するっしょ? 万国共通!クリーン&ピース!」
…カルノリに悪気はないのではあるが。
ララは掃除そのものがわからなかった。
ちなみに水が入った容器は、
この中にモップをつけて、ローラーで水をしぼる用具であります。
いつものくせでAIさんに掃除のやり方を聞くララ。
しかし、そのための連絡用のグローブは置いてきていたのだ。
モップを手にじっと考えるララ。
どう使えばいいのかもわからない。
みんなに掃除のやり方を聞こうとしても、
万国共通とも言われたこともあって聞くこともできないララ。
みんながやっているのを見よう見まねでやってみるしかない!と判断。
ララは水をすべて床にぶちまけると、モップを床に押し付けるようにぎこちなく動かした。
「ちょっとちょっとストップ!何やってんの?!」
慌ててカルノリに止められるララ。
「ララルンって、まじ変わってるなあ」
カルノリの軽い言葉がララの心に突き刺さる。
みんなができることをうまくできず失敗してしまったララは、
居たたまれなくなって飛び出してしまった。
カルノリはララに悪いことをしたと思い、頭をかく。
直後に何も知らないひかるが「ゴミ捨て完了~☆」と明るく戻ってきた。
ララがいないことに、気まずそうに事の顛末を説明するクラスメイト。
ララがひとりで帰ってしまったことを聞き、とりあえずカバンを届けに来たひかる。
ララは部屋にこもったきり、誰にも会いたくないと言ったままだった。
そんなララを心配するひかるとフワ。
学校登校初日に失敗で落ち込むララ。
もう失敗はしたくない。
AIさんとの連絡ツールのグローブを見つめるララ。
Bパートに続きます。
では、またです。
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