1995年公開のスタジオジブリのアニメ映画「耳をすませば」
夢に恋に。爽やかな青春が詰まった作品。
今回はエンディングの映像を細かく振り返ってみようと思います。
ちなみにオープニング映像はこちらからどうぞ。 → 耳をすませば オープニング映像
最後の場面から切り替わって、エンディングスタート。
視点はこの方向からの固定で、最後までこのままで様々な人や車が行き交うという構成。
あのラストシーンから夕方までの後日談的なショートストーリーになっているのです。
流れる歌は月島雫役の本名陽子が歌う「カントリー・ロード」日本語訳のモノです。
最初に現れたのはトラックでした。
バイクやら車といったのが次々。
ま、まだ車が続きます。
こうまで車が色々出てくるのは宮崎駿の趣味かと思われます。
ようやく人の姿が見えてきました。
犬のお散歩ですね。
そこへサーッと二人乗りの自転車が通っていきます。
月島雫と天川聖司です。 もう一瞬すぎますけど、あの後から帰っていくところですね。
ジョギングする人とか、
登校する人に、
出勤する人と、段々と増えてきて、
ピークともなればたくさんになります。
この間にもバスなどが通過したりしてます。
少し時間が経過して午後の夕方近くになりました。
こ、この猫は?!
ムーンだかムタだか、とにかく自由なネコちゃんです。
某たいへん有名な運送会社のネコちゃんとの奇跡の競演。(^-^;
おまわりさんも通過。
下校時刻なので、画面右からの帰路。
小学生は反対の方角のようですね。
雫の友人らも下校。
その内のひとりの原田夕子だけがこの場に残ります。
陽も暮れてきます。この時間経過もエンディングの特徴です。
部活動中の面々が通り過ぎても、誰かを待ってます。
待ってます。ずっと。
こんなに遅くまで誰を待っているのでしょうか。
誰か来ました。夕子にむかって手を振っております。
野球部の杉村です。夕子の想い人ですね。
本編では杉村は雫の前で散ってしまったりと、何かと報われないままだったふたり。
ここでは何か会話をしています。
エンディングのサイドストーリーにて夕子と杉村が進展していく様子が見られた点がいいですね。
ちなみにこのシーンの追加は、近藤監督による想いが強かったとのことだそうです。
本編では雫が中心だったこともあり難しかったので、何とかエンディングでということで。
登場人物それぞれへの愛があるゆえですね。、
夕子と杉村が去ったあとも、エンディングは続きます。
パトカー通過。なんかパトライトが点灯してます。
じ、事件かしら?!Σ(・□・;)
バイクが一瞬で通り過ぎます。
見逃してしまうほど速く。
すっかりと夕やけさん。
それぞれ家路へ。
最後は買い物帰りなおばさんで締め。
ラストカットは監督の名前表記で幕です。
というわけで、エンディングを振り返ってきました。
割と事細かく描写されているので、じっくりとゆっくりと視聴してみるのもいいかもしれません。
夢を追いかけ、恋をして、そうして少しずつ大人へと成長していくあの頃の時代。
どんな人生になっていくかまだ見えずとも、磨き始めた原石のように輝いていくことでしょう。
その美しい輝きはいつまでも不変なのです。
では、またです。
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