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今回は、心がすさんでしまった少年トオルの話。
ちなみに前回はこちらから。 →第48話























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ブラックスターからの10番目の暗殺者、
円盤生物「ノーバ」が地球へ静かにやって来た。



























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美山家。
流れ星(実はノーバ)を見て、平和な団らん。

流れ星は願いが叶うとかなんとか。





















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明日は授業参観の日で、あゆみは母親の咲子が来ることを楽しみにしていた。






















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だがトオルはひとり、顔を曇らせていた。

トオルの家族は全員死んでいて誰も来ない。
心は荒み始めていた。
























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授業参観では図画の宿題を提出する。
あゆみは母親の似顔絵を描いていた。
しかし、トオルは・・・、





















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不気味な顔を描いていた。自画像だという。
あゆみの姉のいずみがそれを見て、描くのをやめてと言ってもやめようとしないトオル。


























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ついには家を飛び出してしまった。
ゲンがトオルを探しに外へ。



























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夜空の流れ星を見たトオルは涙ながらに願う。
「お父さんを返して!お母さんを返して! …カオルを返して!!」



母は病死。父はツルク星人の手にかかり絶命。
そして妹のカオルは円盤生物シルバーブルーメの犠牲になっていた。

これまで平気な様子だったトオルだったが、心の傷は確実に広がっていたのだ。






















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そんな時、テルテル坊主を見つける。
























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テルテル坊主は晴れの願いを叶える。その逆もできるだろうと、
明日は雨が降ってしまえばいいと願い吊るすトオル。

去っていくトオルを意志を持って見つめるテルテル坊主。





























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迎えに来たゲンは、自分がトオルの授業を見に来るよと約束。
喜ぶトオル。
























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さっきのテルテル坊主は酔っ払いに絡まれていた。
あまりにしつこくちょっかいを出してくるので、体を赤く染めるテルテル坊主。
実は、円盤生物ノーバだった。






















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ノーバはガスを噴射。ガスを浴びた酔っ払いは突然凶暴になり、辺りを破壊し始める。
ノーバの吐き出すガスは人を凶暴化させるガスだった。


























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翌朝、テレビのニュースで人々が暴れ始める事件を知るゲン。
もしや円盤生物が関わっているのか?!




















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調査に出ようとするゲンをトオルが阻む。
咲子が見かねて自分が代わりにトオルのクラスに行くからと言うが、
トオルは振り切って家を飛び出した。



























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学校に行こうとしないトオルを心配して説得するあゆみだったが、
頑なに心を閉ざしたトオルに対し、ついにはあゆみも見放してしまう。

























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ひとrになったトオルは偶然にもあのテルテル坊主と再会。
何故雨を降らせなかったんだ。と、なじる。
邪悪な感情がピークに達したトオルが、テルテル坊主の首をハサミで切断しようとした時、

















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テルテル坊主こと、円盤生物ノーバはトオルに憑りついた。
その心の闇に乗じたのである。

ノーバは家族に会わせてあげるという甘い言葉で、トオルを操っていく。
























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もはやトオルには周りは見えていない。
杖をついた老人を突き飛ばしても平然と歩む。

警官が制止しようとトオルに向かうが、

















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ノーバは例のガスを警官に噴射。
狂人と化した警官は銃を乱射しながら人々を襲う。


















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ノーバは人々にガスを浴びせるため、トオルを移動手段として利用。
トオルには首尾よく運ばせるため、死んだ家族のまぼろしを行く先々で見せていた。

トオルの目には両親、そして、妹のカオルの姿が映っていた。



























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次々とガスを撒き散らしていくノーバ。
人々は狂人と化し、誰とも相手構わず暴れる。

























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これがノーバの暗殺方法で、自分の手は汚さず他人同士を殺し合わせるのだった。
このままでは被害は拡大する一方だった。


























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駆けつけた警官隊がやむなくトオルを射殺しようとする。
それを慌てて止めに入るゲン。






















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そこへ知らせを聞いた咲子といずみも駆けつけてきた。
危険を承知で、トオルの説得を試みる咲子達。

























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容赦なくガスを浴びせてくるノーバ。
何とかかわすふたり。
それでも立ち向かっていく咲子。

家族として母親として。






















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「お母さんの言うことが聞けないの?」

「おかあさん・・・?」
トオルが反応した。

「そうよ。私はね、トオル君のお母さんのつもりよ」

そして手を差し伸べる。

























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その姿に涙を流すトオル。
ノーバの支配から脱し、意識を取り戻したのだ。
























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ノーバの支配下で苦しむトオル。





















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ゲンが回り込み、ハイキックでノーバをトオルから引き離すのに成功した!






























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倒れこむトオルを咲子といずみが抱え、その場から離れていった。



























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警官隊はノーバに向かって一斉射撃。























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ノーバは巨大化。
右手にムチ。左手にカマを装備。























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そして無差別にガスを噴射していく。
さらなる凶暴化が発生。
























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攻撃する防衛軍も目から光線を放ち撃退。
























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ゲンはレオに変身。























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するとノーバは周囲を真っ赤に染めて、赤い雨を降らした。
ガラリと異様な空間に変わる。























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奮闘する中、レオは光線の直撃を受ける。























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苦しむレオにノーバが迫る。






















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さらにガスを吐きながら追撃。



















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それらをかわしたレオはシューティングビームを発射!
ノーバに命中。





















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間髪入れずにエネルギー光球を放つ!





















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ノーバは爆発し死亡。
同時に赤い空間は消え去り、元に戻ったのだった。



























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目が覚めたトオルを咲子が優しく迎える。
母として愛情をもって。


























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泣きながらこれまでのことを詫びるトオル。
閉ざされた心はようやく溶かされた。




















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後日。
すごい雨の中、翌日のピクニックのためにテルテル坊主を作るあゆみとトオル。
今度はしっかりと晴れるように。  …晴れるのかな?
























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晴れました!\(^o^)/
僕の日頃の行いがいいからさ!なんてお調子者なトオル。
美山家は今日も笑顔だ。
























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出かける美山家の姿。
トオルが本当の意味で美山家の一員になれたのである。




というわけで、ウルトラシリーズ屈指のトラウマ持ちだったトオルが救われるおはなしでした。
すさんだ心を救うのは愛だということですね。

ノーバはその見た目のインパクトが高い円盤生物で、
やっていることはこれまでの円盤生物同様、かなり狡猾だったのも印象的でした。


次回の第50話はこちら。→第50話


では、またです。
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