今回のおはなしは、少しホラーチックな内容で。
ちなみに前回はこちら。→ 第46話
円盤生物8番手「ブラックテリナ」が何かを撒き散らしながら地球へ飛来した。
それは「テリナQ」という分身体で、一見すると桜貝みたいな外見だった。
見た目美しい貝を集める少女がひとり。
彼女は美山あゆみの友達で「マリ子」という。
他にも何人か、綺麗な貝の姿に魅せられ集める人が複数いた。
だがテリナQは名前を彫ろうとしたりするなど、自身が傷つけられそうになると、
その相手の目に飛びつき、容赦なく襲った。
テリナQに襲われ倒れていたお姉さんの助けを呼んだマリ子。
その傍らに落ちていたテリナQを拾って。
あゆみとトオルにテリナQを見せるマリ子。
欲しがるあゆみに対して拒む。
お化けマンションを隠れ家にして、ひとりで遊ぶマリ子。
彼女は貝を集めると幸せになれると信じていた。
マリ子は母一人子一人の母子家庭で、常にひとりぼっちだったのだ。
母親は夜遅くまで働いていて、今夜も残業だった。
夜。美山家に一本の電話。
それはマリ子からのもの。泣きながら母親が怪我をして病院に運ばれたことを伝える。
あゆみの母の咲子が看護婦長なことから連絡してきたのだ。
手術中。
母の無事を祈るマリ子。
おおとりゲン運転の車で病院に駆け付けた咲子。
母親の手術が無事成功したことを伝える。
しばらくは入院だがもう大丈夫とのことで安堵するマリ子。
皆のおかげで母が助かった。そう感謝したマリ子は、
これまで集めてきた貝をお礼にと配ることにした。
入院中の母に。咲子や執刀してくれた医者に。
善意からのことだったが、こうしてテリナQが配られてしまう。
同じようにテリナQを綺麗な貝な外見から、ファッションとして身に着ける人が多数。
しかし、テリナQ、ならびにブラックテリナの真の目的は別にあった。
ブラックテリナ自体は、東京上空にただ制止しているだけで、これまで静観していたが、
テリナQが大勢の人に行き渡ったことから行動を開始した。
雨が降る夜。傘を差し、歩くゲン。
向こうから男性ひとり。
男は突然、手にしたメスでゲンを刺し殺そうと襲ってきた!
テリナQを身に着けた人は全員、ブラックテリナに操られていたのだ。
その目的はウルトラマンレオ、すなわちおおとりゲンの暗殺である。
ゲンは夢中でテリナQを偶然はぎ取ったことで、男は正気に戻った。
彼はマリ子の母を手術した医者だった。
この貝に何かあるとにらんだゲンは調査のためにあずかる。
その翌日からもゲンは車に屋上の女にと、命を狙われ続ける。
屋上にいた女を捕えようとエレベータで向かう。
が、先に女の方が待ち構えていた。
ゲンの首を絞めようと襲ってくる女。
必死にもがき、テリナQをはぎ取ると女は正気に戻った。
やはり、この貝みたいなものが原因だ。
確信したゲン。
直後、テリナQはゲンの右目に吸い付き、攻撃!
流血しながらも何とかテリナQをちぎり取ると、
地面に叩きつけた!
するとあっさりと消滅してしまった。
非常に攻撃的だが防御はゼロに等しかった。
しかし、これでテリナQが危険な存在であることが知れ渡り、
ゲンの通報によって警察が回収にまわった。
残りはマリ子が持っているテリナQだったが、
トオルに行方を聞くと、あゆみと一緒にお化けマンションにいることを知る。
ゲンが手放すように説得するが、マリ子は頑なに拒否。
仕方なく手に触れてはいけないと注意にとどめた。
テリナQがほぼ回収されたことで、円盤生物ブラックテリナ自体が襲撃してきた。
右目の負傷をかばいながらもレオに変身するゲン。
ブラックテリナは空中戦を展開し、レオを翻弄する。
一方、あゆみとマリ子は既にテリナQを身に着けたことで放心状態になっていた。
テリナQを媒介して人々を操る機構が内部にあると直感したレオは、
ブラックテリナの光る部分をパンチで攻撃し破壊。
上空へ逃げたところをダークシューターで撃ち落とす。
すかさずレオはブラックテリナをつかみ上げると、
発電所に投げ込んだ。
感電し身動きできなくなったブラックテリナ。
そこへ、とどめのエネルギー光球。
ブラックテリナは爆散した。
正気に戻ったあゆみとマリ子は、テリナQを地面に叩きつけた。
こうしてテリナQの方も壊滅。
そして後日。
ゲンはあゆみとマリ子にプレゼントがあるという。
それは本物の桜貝だった。
喜ぶふたり。
入院している母親の分もあるよ。とゲン。
ゲンの優しさに感謝し、嬉しそうにスキップしていくふたりでした。
その平和もすぐに打ち砕かられようとしていた。
ブラック指令は日本列島の破壊を予言する。
次なる9番目の円盤生物「サタンモア」を呼び寄せてきたのである。
円盤生物は狡猾に暗躍するのが最も顕著に表れた回でした。
次の48話はこちら→ 第48話
では、またです。
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