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今回のストーリーは、「信頼」と「疑念」が交錯した行き違いのおはなしです。










ダン達が宇宙から帰還後。

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ウルトラ警備隊は、謎の宇宙電波をキャッチしていた。











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アンヌ隊員は自室に戻り、おしゃれを。(^_^;) ふと、何かの気配を感じ、振り返ると・・・。

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そこに、うごめく「影」がいた!


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驚いたアンヌは悲鳴を上げ、助けを求めて外へ。



隊長でも呼ぶのかと思いきや、

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真っ先に、ダンを呼んできました。(^_^;)

















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警戒しながら、影へ近づくダンたち。

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影の中にいる「主」は、おびえながら攻撃しないでくれ!と懇願する。

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彼は宇宙から来た。宇宙船が故障した上、自身も重傷を負い、たまたま寄ったアンヌの部屋で休んでいたのだ。
地球人は恐ろしい人達だと怖がる彼は、ダークゾーンの中で身を潜めていたのだ。

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彼に敵意は無く、安全だと確信したふたりは、安堵の表情を浮かべる。
















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一方、警備隊は宇宙からの電波をつかもうと必死に探索を続ける。
同時に何か巨大な存在が接近しつつあった。


























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すっかり打ち解けたダンとアンヌは、「彼」と和やかに談笑していた。
彼はある市から来たのだという。
君は宇宙人なのか?という問いかけに「へりくだるなよ。宇宙から見れば君達だって宇宙人じゃないか」

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多くの星々、銀河。それらの中に自分たちは存在しているに過ぎない。
「みんな同じ宇宙に住む仲間同士さ。」
彼らの間に、友情が芽生え始めていた。







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アンヌは興味深く、「彼」に質問する。
工場や学校や新聞はあるのか?テレビや映画や音楽は???




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地球とはだいぶ異なる街だと「彼」はいう。
巨大な工場が「すべて」を生み出す。水も空気も土も木も。
自然すらも工場で造りだすほどの高度な文明だというのだ。

工場が停止すれば、たちまち彼らは全滅してしまう。

「科学が進むというのは不便なものだ。君達も気を付けた方がいい。
「大昔の生活に憧れる日も来るかもしれない。」


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造花を手にするダン。人工的に作り出した自然物を見て、「君達も我々に近づいてきたね」と、笑う3人。







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そこへダンのレシーバーに本部から連絡。宇宙からのメッセージが解読できたという。


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それはペガッサ星人からの警告だった。
宇宙浮遊都市の「ペガッサ市」の動力系統が故障し操作不能に陥ったという。
復旧にあたっているがこのままでは地球に衝突してしまうというのだ。
そのため、衝突を回避するため、地球の軌道を動かしてほしい。という要請だった。



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慌てて戻ったダンは、「彼」はペガッサ星人ではないかと詰め寄るが、「彼」は否定する。
どうしても認めたがらないので、間接的にペガッサ市のことを知ってるのか聞いてみた。
ペガッサ星が滅びる前に巨大宇宙船段に乗り込んだ。それがペガッサ市だった。
密度は地球のおよそ8万倍。このままでは地球は消滅する。


地球の軌道を変えればいいじゃないか。と、余裕の「彼」だったが、それができないと知ると愕然とする。
「なんだって?!君達はただ動いてるだけの星の上にいるだけなのか?!」
あとは、だんまりになってしまった。




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隊長達に連絡し、包囲するも、それでも「彼」は動かなかった。攻撃しようとする隊長だが、
アンヌとダンは、「彼」に敵意はなく、また重傷を負っていることなどを理由に制止する。

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引き揚げていく隊長達。アンヌは「彼」に詫びを入れると、絶対に守ると約束するのだった。






















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マナベ参謀は、ペガッサ市を破壊する命令を下す。
ダンは、その前にペガッサ星人を地球へ受け入れようと提案する。


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爆弾を積んだウルトラホーク1号が発進していった。















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しかし、すぐさま、攻撃中止命令が出る。



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ペガッサ市の動力が修復したというわけではなく、
ウルトラホークの爆弾では破壊不可能なので、より強力な爆弾を防衛軍が撃つことになったのだ。
ふてくされるフルハシ。

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その代わり、栄誉ある指令が下されたというキリヤマ隊長。
ペガッサ市破壊前にペガッサ星人に呼びかけ、地球へ移住させる作戦を受けたのだ。



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「わあー♪♪♪」

まるで、子供のようにはしゃいで喜ぶダン。ペガッサ市破壊は免れないが、
ペガッサ星人全員は助け出すことができる! うれしくてたまらなかった。






















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そして、巨大船団ペガッサ市に到達。

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ダンはペガッサ市へ呼びかける。
「我々はやむを得ず、ペガッサ市を破壊します。脱出してください!」
「地球へ移住する用意があります。我々があなたたちを地球へ誘導します。」
「ペガッサ市の皆さん。地球はあなたがたを待っています。地球は美しい星です。」



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だが、ペガッサ市は沈黙し、何も応答しなかった。





























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必死に訴えるダン。それでもペガッサ市は答えようとしなかった。爆破の時間は刻々と迫る。

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日本語で送信してきた彼らに言葉が通じないわけはない。
ペガッサ市は、地球人を信用せず疑っていたのだ。
そして、地球の軌道を変えられない者達が、自分達を破壊できるわけがないと思っていたのである。

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もはや、時間がない。ウルトラホーク1号は説得を断念し、離脱していった。























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そして、ペガッサ市破壊の時刻が来た・・・。
















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防衛軍の攻撃が着弾。ペガッサ星人と共に、ペガッサ市は宇宙の塵と消えた。



























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意を決した「彼」は、アンヌにダンを連れて地球から離れろと警告する。
間もなく地球は破壊されるからだという。


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「彼」はペガッサ市から派遣された工作員だったのだ。
地球の軌道が変えられない時は、地球を破壊する指令を帯びていたのだ。
ここにきて、そのことを教えたのは、ダンとアンヌの二人の間に生まれた「友情」を大切にしたからだった。










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ダークゾーンから姿を現したペガッサ星人は、外へと飛び出す。アンヌはダンに連絡する。




















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地球をコアから破壊するため、地中深くに爆弾を埋め込むペガッサ星人。


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駆けつけたダン。なぜこんなことをするのかと設問する。
「愛するペガッサ市を守るためだ」



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ダンは沈んだ表情で残酷な結果を伝える。
「ペガッサ市は破壊したよ。」



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「嘘だ!地球の貧弱な科学力であの偉大なペガッサ市を破壊するなど・・・、嘘だ!!!」



「本当だ。地球が無事なのが何よりの証拠じゃないか。」
「まだ衝突まで時間があるはずだ。」


しかし、その前に地球はペガッサ市を破壊してしまったのだ。




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「何ということをするんだ!ペガッサは宇宙が産んだ最高の科学なんだ。」

とっくに破壊の準備を済ませていたという彼は、アンヌの部屋からでも遠隔操作で破壊はすぐにでもできた。
だが、そうしなかったのは最後の最後まで、ペガッサ市の科学が解決してくれるものだと、
信じていたからだった。




仲間を失った彼は逆上した。
「復讐してやるっ!」

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ダンはウルトラセブンに変身する。

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銃で攻撃するペガッサ星人。








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セブンは、アイスラッガーでペガッサの腕を攻撃して銃を無力化させる。

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ペガッサ星人はそのまま、暗闇の「ダークゾーン」へと逃げ込んでいった・・・。















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そして、地球破壊爆弾はセブンが宇宙へと運びだし、始末した。





















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物陰のダークゾーンを発見するアンヌ。今でも「彼」がいるんじゃないかと囁きながら。
ペガッサ星人にとって無念な結果となったが、芽生えた友情は確かにあった。

「もういっぺん、あいつに会ってみたいなあ」

今も地球人の影におびえながら、ダークゾーンで逃げ続ける「彼」に思いを馳せながら。

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ポインターでパトロールに出るふたりであった。















疑いとは、いつでも争いを生んできました。
疑うことがなく、相手を信じあえる関係を構築することができれば、
不毛な戦い自体も、いつか根絶できるかもしれないですね。


では、またです。
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