1968年(昭和43年)3月31日放送。
ウルトラセブンは度々、社会的な深いテーマのはなしを提供する時もあります。
今回はその代表格、「超兵器R1号」です。

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いきなり登場は、タイトルにもあった超兵器「R1号」です。
惑星攻撃用という恐るべき兵器であります。
その威力は、水爆の8000倍!w(゜o゜)w

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この実験に期待を膨らませるのは、R計画を推進する科学者たち。
女性の方は宇宙生物工学のマエノ博士。右の男性は防衛軍国際委員のセガワ博士。





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R1号の設計図を前に、超兵器の話題に沸くウルトラ警備隊の面々。


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「これで地球防衛は万全だな!」
「地球を侵略しようものなら、ボタン1つで木端微塵だ!」


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さらに話は盛り上がっていき・・・。

「我々はボタンの上に指をかけて、侵略するものを待ってればいいんだよ。」
「それよりも地球に超兵器があることを知らせるのよ。」
「そうかぁ。そうすれば、侵略してこなくなる!」
「使わなくても、超兵器があるだけで、平和が守れるんだわ!」




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みんなが異様に熱く話す中、ひとり浮かない顔をしているダン。
宇宙人である彼にとって、この超兵器を持つことの恐ろしさを客観的に理解してるためです。













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通路を歩くフルハシに詰め寄るダン。

「地球を守るためなら、何をしてもいいのですか?!」







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言葉を詰まらせ、答えぬフルハシに苛立ったダンは、タケナカ参謀に計画中止を掛け合うと飛び出そうとした。
あわてて、制止するフルハシ。アンヌの部屋になだれ込みます。

そこには可愛いリスがっっ!!…って、そこはあまり重要じゃないですね。(^_^;)









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「忘れるなダン!地球は狙われているんだ。我々の力では守りきれないような強大な侵略者がきっと現れる!」
「その時のために!!!」

「超兵器が必要なんですね?」「決まってるじゃないか!」



「侵略者は超兵器に対抗して、もっと強力な兵器を作りますよ!」
「我々はそれよりも、強力な兵器をまた作ればいいじゃないか!!!」


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その発言に愕然としたダンは、やがて力なくつぶやく。



「それは…、血を吐きながら続ける…、悲しいマラソンですよ…。」













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一方、実験開始を前に準備を万端に進める、タケナカ参謀たち。
この実験を成功させれば、さらに強力な「R2号」の開発に着手するという。

地球を2つ3つは簡単に吹き飛ばす威力だそうだ。
この実験は、宇宙に対し、地球が超兵器があることを知らしめるためにも行うのだという。



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実験箇所である惑星は「ギエロン星」。探査した結果、生物は一切いないために選んだそうだ。

「実験が成功すれば、ギエロン星は宇宙から姿を消すでしょう。」
きらめく笑顔でそう答えるマエノ博士。(^_^;)













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そして、ついにR1号は発射される。



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無人のギエロン星に、R1号は接近し・・・。

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命中!ギエロン星は宇宙から姿を消しました。




実験成功に沸く面々の中に緊急情報が入る。

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観測船から、ギエロン星があった地点から「何か」が来て撃破された旨を伝え、観測船は消滅する。













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宇宙パトロールに出たダン達の元に調査命令が出て、その地点を目指す。

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向かう途中、ダンは後悔していた。無理やりにでも実験は止めるべきだったと。








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そうこうしている内に到達。そこに「なにか」が飛来していた。

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いないはずの生物がいた。ギエロン星獣である。
その知らせに衝撃を受ける、マエノ博士。
ギエロン星獣は、地球へ一直線に向かった。











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夜の教会跡地に降り立ったギエロン星獣。




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すかさずウルトラホークが迎撃。爆弾を投下する。

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するとギエロン星獣は、あっけなく粉砕し木端微塵に消し飛んだ。

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夜の墓場が立ち並ぶ中、かんたんに片付いてしまったために拍子抜けするウルトラ警備隊。











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R1号の爆発でも死ななかった奴がこうも簡単に倒せたことを疑問視するダン。
しかし、彼らはR1号の影響で衰弱したものだと判断し、さらなる兵器開発に意欲を持った。


























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ふたたび、教会跡地。三日月がぽっかり浮かぶ中。ギエロン星獣は死んでいなかった。





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飛び散った破片がゲル状になって再生し始めていたのだ。


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ギエロン星獣、復活。復讐と怨念が脅威の回復をしめしたのだ。

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ギエロン星獣は一路、東京を目指して飛翔していく。

















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東京近郊に降り立ったギエロン星獣。花と小川がとても綺麗です。











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ウルトラホークの一斉攻撃も歯が立ちません。前より強くなっていました。


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さらに口から放射能が混じった灰をまき散らす!被爆の影響で、星獣自身が超兵器になったのです。


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この事実にようやく、自分達の愚かさに気付く面々。
防衛のために作った兵器が東京を壊滅に追いやろうとしていた。















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腕を構えて光線を発射するギエロン星獣。

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ダンたちが乗るウルトラホークに当たり、やむなく不時着。







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地上に降りたダンたちは、風上に移動しようとするも、星獣のガス攻撃でダンだけがはぐれてしまう。














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1人になったので、ダンはセブンに変身しました。





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星獣vsセブン。







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アイスラッガーを投げつけるも、硬い腕に阻まれて通用しない。


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そこでセブンは、ふところに潜り込み、片腕を強引に引きちぎった。






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苦しみながら倒れ込むギエロン星獣。

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確実にとどめを刺すため、アイスラッガーで喉を切断。


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ギエロン星獣は、眠るように絶命していった。

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戦い終えて立ち上がるセブン。やり切れない中、ギエロン星獣の腕の破片が小川を静かに流れていくのだった。



















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恐るべき兵器を開発していく恐ろしさを、実感した博士たち。
ようやく目が覚めた二人はR計画の中止を掛け合うために、防衛軍に戻るとのこと。





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そこへキリヤマ隊長も加わり、負傷したダンがうわごとで言っていたことを伝える。
血を吐きながら続ける悲しいマラソンであることを。


人間はそんなマラソンを続けるほど、愚かな生物なのだろうか・・・?




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ダンの元へお見舞いに来たタケナカ参謀とマエノ博士。
計画の中止に働きかけることをダンに伝える。
そのことに安堵し、よろこぶダンであった。




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ふと視線を落とすと、そこには歯車で果てしなくマラソンしてるリスちゃんの姿がありました。






もうおわかりでしょうが、超兵器とは、核兵器を置き換えたモノです。
その兵器で滅ぼされた星の怨念がギエロン星獣になり、復讐しに来たというストーリーであります。


放送当時は、米ソの東西冷戦で世界中が戦慄していた時代。
押せば世界は滅びる。しかし手放すことはできない。
保持してさえいれば、むやみに攻撃はしてこないだろうという、「核抑止力」という危うい「仮初めの平和」。


このおはなしは、今も続くそうした危険な平和状態に一石を投じるモノでした。
このままでいれば、本当にきりなく強力な兵器が無限に誕生していきますからね。
ダンが劇中で言っていたように、今も人類は、「悲しいマラソン」を血を吐きながら続けているのです。


地球を永久に破壊し続ける核兵器が、地球上から全て無くなる日が来ることを願わずにはいられません。
人類が、そこまで愚かな生物ではないことを信じながら。





では、またです。